乳酸菌の効果を発揮できるまでの期間

インフルエンザ予防に効果を発揮するとして、R-1ヨーグルトなどが人気となり、スーパーでもおひとり様2本までとか、全く商品がなく欠品となっているとか、その売れ行きはものすごいものがありました。
よくこうした商品を利用した方が、「今日R-1摂取したからもうインフルにはならないぞ」と言っているのを聞くことがありますが、これは全くの間違いです。

外部から取り込んだ乳酸菌は腸内に住み着くことはできません。
1日乳酸菌配合の食品等を食べたからと言って、それで免疫力効果を発揮するとか、腸内環境が良くなったという事にながらないんです。

乳酸菌の場合、摂取してから効果が出るまでの時間として、1週間から2週間かかるといわれています。
そのため、インフルエンザ予防として乳酸菌摂取を考えるという場合でも、腸内環境をいい状態にしておきたいという場合でも、継続的に摂取しておくことが必要なんです。

R-1の場合も、少なくとも3週間程度持続して摂取してほしいといわれています。
ただ、乳酸菌は一時的ではなく、継続して利用することで腸内細菌のバランスが良くなりナチュラルキラー細胞が活性化し、免疫力がアップするという事なので、3週間など期間を区切らず、普段の食事の中に乳酸菌摂取を考えていくべきでしょう。