赤ちゃんが乳酸菌を摂れる環境

乳酸菌は腸内環境を良くし、免疫機能を強化してくれ、アレルギー症状の改善なども行ってくれる、私たちに身近で有用な菌です。
最近は保育園やご高齢者施設など、抵抗力が弱い方々が集団生活を送っている施設等で、ウイルス予防効果のある乳酸菌ヨーグルト等を積極的に利用しています。

赤ちゃんも抵抗力がない、免疫力がないと言います。
乳酸菌で抵抗力や免疫力をつけたいと思う保護者の方も多いでしょう。
でも実は、離乳前の授乳期の赤ちゃんには、その他の食品等で乳酸菌を摂取させる必要はないのです。
なぜかというと、母乳には良質な乳酸菌が豊富に含まれているからです。

この母乳に含まれる乳酸菌はとても特殊なもので、善玉菌が特に増殖できるように、また悪玉菌を作り出さないための工夫が施されている菌なんです。
腸内の90%が善玉菌とも言われる授乳期の赤ちゃんには、積極的に摂取させる必要は全くないのです。
積極的な摂取を考えていきたい年代は、離乳が進んでほぼ大人と同じようなものを摂取できるようになってから・・です。

この時期から大人と同じ食品などを食べさせるわけにいきませんので、子供用の乳酸菌食品、また薄いお味噌汁などもいいでしょう。
味噌には植物性乳酸菌が豊富で生きたままお腹の中に届きます。
子供用の乳酸菌食品も各メーカーから多数出ていますので、利用していきましょう。